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2009年に結成。アーティストコレクティブとしてプロジェクトを展開。メンバーは匿名で活動し、2010年に開催された「ENK DE KRAMERと東邦フランチェスカ」展(Oギャラリーeyes・大阪)では、戦争や歴史画等を対象とした写真や図版を下敷きにしたドローイング作品を発表。様々な歴史や政治的背景を画面上で扱いながらも、それらを抑え込むように上から描画を施し、情報の真意を実体として捉えることが出来ない不安や不信感を、激しい線描に置換させて描いた作品を制作。同年、「未来は僕らの手の中」展(Oギャラリーeyes・大阪)に出品された作品は、胎児の写真を用いて、命の営みとそれを取り囲む痛みや希望が混在する世界をイメージして描いた作品を発表。2011年、「The Galaxy-パラノイア銀河」展(Oギャラリーeyes・大阪)に出品。2012年、「KICKS」展(Oギャラリーeyes・大阪)にて、米軍機MV22(オスプレイ)と山口県岩国市でのデモ集会の集合場所(地図)を描いたドローイング作品を出品。2014年、Oギャラリーeyes(大阪)にて初個展「E.E. Jenny Selection」を開催。E.E. Jenny(東邦フランチェスカ・代表)の過去の経験、記憶の中から特定のシチュエーションを選択し、そこからイメージされたものを画廊の事務所内にある物品(文具や工具、雑誌、地図、ラジオ受信機等)を用いてインスタレーションを行う。2017年、個展「いつまでもずっと忘れずに」(Oギャラリーeyes・大阪)を開催。マルセル・デュシャン作品「泉」の発表から100年を迎える年に、簡易便器(おまる)と振動スピーカーを組み合わせた作品を発表。2019年、個展「あの頃の話をしよう」(Oギャラリーeyes・大阪)を開催。1980年代のアートや当時の時代背景に触発されながら、カセットテープによる立体や、壁に差し込まれた聴診器、写真(ファッション誌の切抜き)に激しい描画を施した作品等を発表。

 

他、同ギャラリーにて、展覧会「Enigmatic behavior なんで年寄って真夏に熱いお茶を好んで飲むの?」(2016年)、「Drawing-Exposed essence 2017 ガ〇ダムを描く」(2017年)、「輝いて麗しの油絵具」(2018年)、「間際の美」(2021年)を企画する。

◆活動メンバー[現在]
・E.E. Jenny(イー.イー. ジェニー) ※東邦フランチェスカ 代表
・夜行秀典(やこうひでのり)

・新山かさぶた子(にいやまかさぶたこ)

◆協力
・Oギャラリーeyes(O Gallery co., ltd.)
http://www2.osk.3web.ne.jp/~oeyes/

◆参考文献
酒井千穂:「art scape」2010年3月15日号(レビュー)

http://artscape.jp/report/review/1212936_1735.html

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